指導がキャリアに与える影響 ~羽生直剛さんのインタビューより~
元サッカー日本代表の羽生直剛さんへのインタビューをベースボールマガジン社発行の「コーチング・クリニック」に掲載していただきました。
インタビューのテーマは、子どものころから受けてきた指導が羽生さんの選手としてのキャリア、引退後のキャリアにどのような影響を及ぼしたかという話です。羽生さんというとオシムさんのイメージが強いですが、7月号掲載分では、サッカーをはじめたころからジェフ市原(当時)に入団するまでの話が載っています。興味がある人は、買ってみていただけると。
羽生さんと話していて感じたのは、中学・高校時代の指導者との出会いがその後にポジティブな影響を与えたのだろうということです。
多くの子どもにとって、親・親戚以外で継続的に接することがある大人は、学校の先生・習い事等の指導者以外にはいないと思います。そのため、子どもが自分の将来像を描くにあたって、指導者がどのように指導に当たっていたかというのは大きな影響があると思います。
また、子どもが、言われた練習だけするのか、自分で創意工夫をして積極的にその競技に取り組む姿勢をもてるのかといった点について、指導者が楽しんで競技に打ち込める雰囲気を作っているかどうかも当然関わってきます。
羽生さんは、朝練などは自由に練習していいと言われた中で、自分なりに工夫した練習に取り組み、指導者が楽しそうにしていたことから、当時は、Jリーガーになれなかった場合には、教師・指導者という選択肢も考えていたそうです。
以前よりもそういった指導者が増えてきているのは、いい傾向かなと感じています。
Youtubeで記事の内容についても話しています。
プロ野球選手、元サッカー日本代表選手等の個人・法人の顧問、トラブル相談等を多数取り扱う
著作:「アスリートを活用したマーケティングの広がりとRule40の緩和」(東京2020オリンピック・パラリンピックを巡る法的課題(日本スポーツ法学会編)
・一般社団法人スポーツキャリアアドバイザーズ 代表理事
・トップランナー法律事務所 代表弁護士(東京弁護士会所属)
・日本サッカー登録仲介人
・日本プロ野球選手会公認選手代理人
・日本スポーツ法学会会員